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2月

他職種間でのコミュニケーションの取り方

介護の現場では、専門性が異なる職種がチームになって利用者を支え、チームケアを行います。お互いの持っている能力や技術を活かして、効果的により良いサービスの提供を行うためには、チームケアは欠かせません。そんなチームケアでは、介護職員だけでなく、医療関係者や栄養士、調理師や事務員、利用者の家族などの連携が重要です。

チームケアを実践する時は、チーム内のコミュニケーションがポイントになります。コミュニケーションを円滑に取れていれば、チーム内の力を最大限に引き出し、手厚い支援ができるようになります。専門職が専門性に照らし合わせてそれぞれに必要な情報に着目し、判断をしてサービスの提供が行えるようになるでしょう。

ちなみに、チームケアにおけるコミュニケーションの方法は、記録や報告、連絡や相談、会議などが中心になります。特に記録は実際に行ったサービスを記載することで、支援を行う時や新しいスタッフに引き継ぐ時に役立ちます。記録の中には、フェイスシートやアセスメントシート、介護計画書や経過記録などがありますが、フェイスシートは利用者の基礎情報を、アセスメントシートは事前評価をする為のシートであり、記録があることでスタッフが変わっても常に同じサービスを提供できるというメリットがあります。

また、連絡や相談では、小まめにスタッフ同士が話機会を設けることで、必要な情報を共有することができ、勘違いやミスを防ぐことに役立ちます。そのため、定期的に会ミーティングを開き、意見の交換を行えるようにしなければなりません。